ゴミじゃねえよ

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妻、「いつまで置いているの?」
私、「何が?」
妻、「このことよ!」
私、「これのこと?」
妻、「そうよ!」
私、「これが、どうかした?」
妻、「いつまで、ゴミを置いているの?」
私、「ゴミじゃねえよ」
妻、「もう何年も使ってないでしょ」
私、「使ってないけど、ゴミじゃねえよ」
妻、「使わないなら、ゴミと同じよ」
妻とは、このようなやりとりを、ここ数年、何回もしており、その度に妻は不機嫌になる、大事に残しておいたモノをゴミ扱いされた私だって不機嫌。
娘、「ゴミかどうかは、不用品を買い取りしてくれる店で判断してもらえば良いじゃない」
妻、「それが良いわ」
私、「望むところだ」
父親としての威厳を守る上でも、高価査定してもらいたいのだが、
私、「ねえ、手伝って」
妻、「何を?」
私、「査定に持って行くのだけど、重たくて一人では運べないんだ」
妻、「私は手伝わないわよ」
私、「〇〇ちゃん(一人娘のこと)、運ぶのを手伝って」
娘、「・・・」
娘は反抗期、父親の言うことは聞き耳を持たない。
一人で苦労して車に載せることが出来たのだが、大き過ぎて、今度は車から出せなくなった。
仕方がないため買い取り店の人に車まで来てもらうと、
店員さん、「これは、うちでは引き取れません。引き取る場合は手数料が掛かりますが宜しいですか?」
私、「結・構・で・す」
車に積んだら降ろせれない、どうしよう?
SNSで、どうすれば良いのか聞いてみると、答えで一番多かったのは、回収業者さんに処分をしてもらうこと。
家に持って帰れば、妻と娘からボロクソ言われるため、某駐車場まで回収業者さんに来てもらった。
業者さんのトラックには、不用品回収とは書いてあるが、ゴミとは一言も書いてない。
私が業者さんに回収してもらったものは、ゴミではないのだ。
ゴミではないから、私の車から業者さんのトラックに積み替える時、業者さんは丁寧に扱ってくれた、感謝。
家に帰る途中、ケーキを買った。
妻、「どうしたの、そのケーキ?」
私、「買い取ってもらったお金で買ってきたの」
ケーキは一人で食べた、妻と娘にはあげなかった、欲しいとも言われなかった。

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