廃棄物回収の体験談

分別から始まる安全安心——廃棄物処理の現場で感じたこと

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工場地帯で有名な町工場の事務をしていたときのことです。職場で大規模な設備更新が行われた際、私は廃棄物の仕分けと搬出を担当することになりました。普段は燃えるゴミとして書類や日常的なごみを捨てる程度なので、専門的な廃棄作業に関わるのは初めてでした。最初の段階で驚いたのは、とにかく「捨てる物の種類が多い」ということです。通常の可燃・不燃だけでなく、電池、機械部品、金属くず、ケーブル、薬品が付着した作業用品、壊れた電子機器、中身の残ったスプレー缶まであり、素人判断でどこに分類すべきか悩むものばかりでした。

特に危険性を感じたのは、古い機械から出た油が染み込んだ布や、まだガスが残っている可能性のあるスプレー缶でした。担当者から「これを一般ごみと一緒に袋に入れると、気温や圧力の変化で破裂することがある」と聞き、一気に恐怖感が出ました。単なる力仕事だとおもっていた私は、命の危険すら感じました

そこで私は、改めて廃棄物の種類と処理方法をまとめた記事を読み込み、細かい点まで手順を確認しました。また、作業場所には大きく分類表を貼り出し、チーム全員が迷わず仕分けできるように工夫しました。外国人実習生などもたくさんいる職場だったので、さらに、危険物が混ざる可能性がある場所には赤色のテープで注意表示を行い、誰が見ても気を付けるべきポイントがわかるようにしました。

作業中は、分別だけでなく「これは正しい処理方法か」という確認を繰り返しました。面倒に感じることもありましたが、一度間違えてしまうと事故や環境への影響が出る可能性があるので、慎重にならざるを得ませんでした。実際、スプレー缶の残量確認ではチーム内で意見が分かれ、最終的に専門担当に判断を仰ぐこともありました。

すべての作業が終わった頃には、「無事に終わってよかった」という安堵感が大きかったです。今回私が強く感じたのは、正しい分別は安全を守るだけでなく、守ることで環境をまもることにもつながるということです。

それ以来、日常生活でもごみの分別に対する意識が大きく変わりました。以前はなんとなく迷ったら可燃ごみに入れてしまうこともありましたが、今は可能な限り素材を確認し、リサイクルできるものは丁寧に分けるようになりました。「捨てる」という行為の裏側にどれだけの手間と責任があるのかを身をもって知ったからこそ、日々の小さな分別にも気を配るようになったのだと思います。今回の体験は、私にとって確かな学びになりました。

福岡県北九州の優良産業廃棄物処理業者

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